10月1日からボートレース芦屋で開幕した、熱き女の戦いヴィーナスシリーズ第9戦、西スポ杯争奪芦屋カップ。本日は開催最終日、第9戦の女王を決める優勝戦が12Rに行われる。昨日の準優勝戦、3レース共にイン逃げ決着、得点率上位の選手がしっかりと優勝戦の切符を手にした。予選トップ通過の平山が、準優勝戦も逃げ切り優勝戦の1号艇を手にした。
ボートレース芦屋の水質は淡水で硬め、多摩川ボートに似た静水面といわれることもある。ピットから2マークまでは140mと距離があり、全国24場の中では18番目に遠いが、待機行動時間は1分40秒と、唐津や福岡と比べると10秒短い為、インの起こし位置は楽になる特徴がある。1コースの勝率は64.6%と全国平均よりも10%ぐらい高く、インの起こしが楽な分、インコースの勝率が高くなっている。
インコースの強い芦屋の競走水面、熱い予選を突破し、準優勝戦を勝ち抜いた女流レーサー6名。ファイナルバトル優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 平山 智加（香川）
2号艇 守屋 美穂（岡山）
3号艇 大山 千広（福岡）
4号艇 高田 ひかる（三重）
5号艇 松本 晶恵（群馬）
6号艇 川野 芽唯（福岡）
今節はオール3連対と捌きも安定している1号艇の平山、スタートもコンマ10前後と安定しており、好枠を利して逃げ切りを狙う。準優勝戦のスタートでは、他艇に半艇身以上遅れてしまったが、1マークまでに伸び返しての1着。モーターパワーもしっかりと引き出しており、スタートさえキッチリ決めれば、準優勝戦と同じように優勝戦も逃げ切れる。
相手は3号艇の大山、芦屋の中でも3本の指に入る好モーター30号機を味方に、今節はオール3連対の活躍。モーターパワーを生かした3コースからの捲りは要注意。3番手は2号艇の守屋、スピード戦なら守屋も負けてない。2コースから渾身の差しで、逃げる平山を攻め立てる。穴は4号艇の高田、モーター11号機は2連対率48.6%の好モーター。ダッシュを生かしたスタートが切れれば、カドから捲くり一撃というシーンも十分考えられる。
