10月4日からボートレース津でスタートした一般戦、津PR第4戦秋の交通安全運動も本日が最終日。12Rの優勝戦で今節のチャンピオンが決定する。昨日行われた準優勝戦、1つ目の10Rはスロー勢の3選手が好スタート、1号艇の芦澤がインから無難に逃げ切った。続く11Rは2コースの上平が、スタートでは遅れ気味だったがスリットで伸び返し、2コースからの差しを決めて1着。ラストの12Rは1号艇の守田が、外を上手く牽制しながら逃げ切り、得点率トップで優勝戦の1号艇を手にした。
津競艇場の水質は基本的に淡水だが、海のそばにあるため淡水と海水が混ざり合っている。夏場は季節風にさらされ、冬場は鈴鹿山脈からの吹き降ろしと、1年を通して風の影響を受けやすく、強風が吹くと水面コンディションは急激に悪化する。1コースの勝率は、夏場こそ55%と全国平均と同じぐらいだが、冬場になると60%を超えることもあり、インコース優位の競走水面といっていいだろう。
そんな水面を乗り越え、予選、準優勝戦を突破した精鋭6名。本日の優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 守田 俊介（滋賀）
2号艇 芦澤 望（東京）
3号艇 上平 真二（広島）
4号艇 土屋 智則（群馬）
5号艇 野添 貴裕（大阪）
6号艇 安田 政彦（兵庫）
三日目に転覆のアクシデントがあったものの、4日目から4連勝で優勝戦の1号艇の手にした守田。転覆を除けばオール2連対と安定した捌きを見せており、低勝率のモーターをしっかり調整してくるところは、さすがA1レーサー。優勝戦もインからしっかり逃げ切ってくれるだろう。
相手は3号艇の上平、好モーター39号機を手にしたが、序盤は上手く調整が行かずに苦しんだが、後半になるにつれてモーターパワーが出てきた。3コースからの全速戦なら、モーターのパワーを遺憾なく発揮できる。スタート次第では逆転の可能性も十分考えられる。3番手は4号艇の土屋、初日のドリーム戦こそ4着に敗れたが、それ以外はオール3連対。カドからダッシュを利かしたスタートが出来れば、上位進出の可能性が大きくなる。穴は5号艇の野添、上平、土屋とセンター勢が攻めてくれれば、野添に展開を突くチャンスが生まれる。
