10月6日から平和島競艇場でスタートしたG1競走、開設65周年記念トーキョー・ベイ・カップ。最終日の本日は12Rに優勝戦が行われ、トーキョー・ベイ・カップのチャンピオンが決定する。昨日行われた準優勝戦、インの難しい平和島の水面で、3レース共にイン逃げ決着。12Rを逃げ切った下出が、得点率トップで優勝戦の1号艇の手にした。
センターからの捲りが決まりやすく、2マークでの逆転も多い平和島の競走水面。6コースの1着率は全国トップの数字も、平和島の大きな特徴となっている。1コースの勝率は年間を通しても50%を超えることがなく、春先は40%まで落ち込むこともある。どのコースからでもチャンスがあるので、舟券を買う側としてみれば、思い切った穴舟券で勝負できる水面といっていいだろう。
激しい予選競走を突破し、準優勝戦を勝ち抜いた精鋭6名。トーキョー・ベイ・カップの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 下出 卓矢（福井）
2号艇 平本 真之（愛知）
3号艇 原田 幸哉（長野）
4号艇 湯川 浩司（大阪）
5号艇 桐生 順平（埼玉）
6号艇 谷津 幸宏（埼玉）
今節は6戦して4勝2着1回と抜群の成績を残している1号艇の下出。モーター67号機は初日から完成していたというほど、出足・回り足が出ていた。本人も気にしていたが、不安があるとすればピット離れ、コース取りで1コースを奪われなければ、インからしっかり逃げ切ってくれるだろう。
相手は2号艇の平本、好モーター12号機を味方に好成績を残している平本。さすがに2コースからの捲りは厳しく、1マークは最内突いて2マークで下出に並びかける。3番手は3号艇の原田、今節は大崩れなく安定感の走りを見せている。3コースからの全速戦で下出にどこまで迫れるか。穴は5号艇の桐生、当地の水面は勝率8.39と得意としている。乗り慣れた関東圏の水面、ダッシュ勢なら5号艇の桐生が面白い。
