10月8日からボートレース福岡でスタートした、熱き女の戦いG3オールレディースＬＯＶＥＦＭ福岡なでしこカップ。昨日の準優勝戦、10Rはカドから竹井の捲りが決まり、ダッシュ勢が上位を独占しての万舟券決着。続く11Rは魚谷がインから速攻を決めての逃げ切り。最終の12Rは3号艇の山川が3コースから捲り差しての1着。イン逃げ、カド捲り、捲り差しと多彩な決まり手が飛び出した準優勝戦だった。唯一、準優勝戦を逃げ切った魚谷が得点率トップで優勝戦の1号艇を手にした。
ボートレース福岡は、那珂川の河口に位置しており、1マークは那珂川の川面に半分近く張り出していて、風向き、風力、潮の干満によって、うねりが発生する。特に満ち潮のときは、1マーク付近で海水と淡水がぶつかり合い、複雑なうねりが発生する。1コースの勝率は54.6%と全国平均と変わらないが、複雑なうねりで外からの攻めが難しくなっているのが原因で、うねりが発生してない時は外からの攻めが決まるので注意が必要。
激しい予選競走を突破し、波立つ準優勝戦を勝ち抜いた女流レーサー6名。ＦＭ福岡なでしこカップの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 魚谷 香織（福岡）
2号艇 山川 美由紀（香川）
3号艇 竹井 奈美（福岡）
4号艇 寺田 千恵（岡山）
5号艇 土屋 千明（群馬）
6号艇 渋田 治代（福岡）
地元のG3競走、1号艇を手にした魚谷、地元優勝に向けて気合の入る一戦。モーター34号機は福岡のベスト5に入る好モーター。伸びもトップ級で回り足が抜群に良いというように、今節は初日のドリーム戦を除いてオール3連対と成績も安定している。1コースも3戦3勝と付け入る隙を与えず、優勝戦もスタート決めて地元優勝を手繰り寄せる。
相手は4号艇の寺田、準優勝戦で差されたのはスタートで遅れたのが原因、今回はカドから全速で行けるだけに、好モーター36号機のパワーで逆転を狙う。3番手は2号艇の山川、スタートが早いのは何よりも武器になる。優勝戦は差し1本、魚谷を内から強襲し2マークでの逆転を狙う。穴は5号艇の土屋、今節は大崩れなく捌きが充実している。寺田が捲るような展開になれば、5コースからの大逆転も見えてくる。
