10月14日からボートレース唐津で行われている一般戦、第10回虹の松原カップ。5日間開催で行われて本日が最終日、12Rの優勝戦でシリーズチャンピオンが決定する。昨日の準優勝戦は、3レース共にイン逃げ決着、予選トップ3の大井、川北、上野が力を示す一戦となった。また2着にも2号艇、3号艇といったスロー勢が入り、得点率上位の選手が順当に優勝戦へコマを進めた。予選トップ通過の上野が準優勝戦も逃げ切り、優勝戦のポールポジションを手に入れた。
北に唐津湾と虹の松原、東には鏡山など景勝地に囲まれたボートレース唐津。一年を通して追い風、向かい風が半々の割合で吹き、午前中は向かい風、しかし午後からは追い風といったように、風の変化が大きい競艇場なので、風の動きには十分注意したい。水質は淡水で、ピットから2マークまでの距離は178mと全国一遠く、待機行動時間も1分50秒と最も長いので、コース争いが激しくなるとインが深くなることもしばしばある。1コースの勝率は52.3%と全国平均と変わらない、基本的にはインコース優位の競走水面と考えて良いだろう。
失敗が許されない3日間の予選競走、一発勝負の準優勝戦を勝ち抜いた精鋭6名。第10回虹の松原カップの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 上野 真之介(佐賀)
2号艇 川北 浩貴(滋賀)
3号艇 大井 清貴(山口)
4号艇 下條 雄太郎(長崎)
5号艇 岡村 将也(福岡)
6号艇 大澤 普司(群馬)
地元の上野が1号艇、地元の利を生かしてインから逃げ切りを狙う一戦。準優は合ってなかったという上野だが、しっかり逃げ切って見せるところはさすがのハンドル捌き。今節はオール3連対をキープ、1コースは2戦2勝と安定感も抜群。出足は初日に比べて良くなっており、伸び足も負けることはない。スタートさえ行ければ大丈夫と本人は言っているが、乗り慣れた唐津の水面だけに中心は上野で大丈夫だろう。
相手は2号艇の川北、出て行く伸びはないがバランスが取れていていい足というように、今節はオール3連対をキープ。1マークは最内突いて上野にどこまで迫れるか。3番手は
3号艇の大井、掛かりや回った後の足がいいと本人も納得のモーター。1マークは全速戦で初優勝を掴みに行く。穴は5号艇の岡村、3号艇の大井と同じく勝てば初優勝。唐津との相性も良く、一発狙うなら大井、岡村の初優勝組。