12月19日(水)から住之江競艇場で始まった今年の賞金王決定戦、[SG]第33回グランプリシリーズ。
本日2日目に注目したいのは、初日から流れが向いている馬場貴也(滋賀)選手。
初戦となったトライアル1stの11Rではピストンリングを交換し2号艇で出走。展示タイムは6.80と伸びが目立っていた訳ではないが、スタート展示ではスロー勢の中ではトップタイミングのコンマ1.3でスタートを切っていた。
本番でも展示同様のスタートを切り、インの岡崎に続く2番目のスタート。1マークでは逃げる岡崎を内から鋭く差して並走、2マークでコーナーを先取りし1着を決めた。レース後の抽選でも白玉(1号艇)を引く強運ぶり、2日目の今日は12Rに1号艇で出走する。
スタートでも遅れを取らなかった出足、1マークで鋭く差した回り足と機力も十分。初日もスロー、2日目もスローなら調整はしやすく、シリーズ突破に一番近い所にいるといって良いだろう。
もう一人の注目選手が馬場貴也選手と同じ12Rに4号艇で出走する濱野谷憲吾(東京)選手。
エース格のエンジン73号機を引き当てた濱野谷憲吾選手、昨日の初戦は12Rに4号艇で出走。枠なりの待機行動からカドを主張、スタート展示ではフライングだったものの、本番ではキッチリ修正しコンマ1.4のトップスタート。絞って捲りを狙いにいったが、カド受けの桐生に抵抗され、外の膨らんでしまい結果は6着と大敗した。
2日目の今日も初日と同じ4号艇で出走、ココを勝たないとシリーズ敗退が決まってしまう勝負掛けの1戦。昨日トップスタートを切ったように、スタートタイミングは掴んでおり、スロー勢がスタートでもたつくようなら、ひと捲りのシーンも考えられる。
逃げる馬場に捲る濱野谷、2戦目となるトライアル1stの12Rは、スタートから目が離せないレースとなるだろう。