本日6月9日よりボートレース住之江で行われるGⅠ太閤賞競走、開設63周年記念。
前節、桐生のG1競走、赤城雷神杯を制した王者、松井繁（大阪）を中心に、全国のツワモノが住之江に集結、18日から多摩川で行われるSGグランドチャンピオンへ弾みをつけるのはどの選手なのか、初日から注目が集まる。
今節の注目選手は2連対率62.7%という住之江のエースモーター88号機を引き当てた香川支部の重成一人選手。福岡のSGボートレースオールスターでは良いところがなかったが、前走のG1赤城雷神杯では準優で3着と優出まであと一歩だった。今回は頼もしい相棒88号と共に優勝を狙う。初日は5Rの一回走り、エースモーターのパワーを引き出し1号艇から好発進が見込めそうだ。
【ドリーム戦（千成賞）】
細長いコースをしている住之江の競争水面。南北方向に延び、夏は向かい風、秋・冬は追い風が多いが、スタンドと大型映像装置が東西の風を遮るので、横風発表の日は年間を通じてほとんどない。硬い淡水という水質が特徴で、出足や回り足よりも乗りやすさを第一条件に調整する選手が多く、特に返し波が発生する2マークのターンは難しい。
6日間のナイター開催で行われるGⅠ太閤賞競走、メイン競走は12Rのドリーム戦（千成賞）。ドリーム戦の選ばれた今節を引っ張る優勝候補6名は
1号艇 松井 繁（大阪）
2号艇 吉川 元浩（兵庫）
3号艇 山崎 智也（群馬）
4号艇 桐生 順平（埼玉）
5号艇 井口 佳典（三重）
6号艇 太田 和美（大阪）
強い松井が戻ってきた。地元G1のドリーム戦、王者の捌きでインから逃げきる。前節のG1赤城雷神杯で優勝し、リズムは非常に良い状態。松井のモーター64号機は中堅クラスだが、前検でも良い動きをしていたので心配はないだろう。
相手は4号艇の桐生、伸びのあるモーター87号機を武器に、4コースのカドからスピードに乗せて、一気にスロー勢の飲み込むつもりだ。次位は既にSGを2勝している吉川、2コースから差しハンドルで松井にどこまで迫れるか。穴は5号艇の井口、捌きはA1レーサーの中でもトップクラス、4号艇の桐生が動くなら展開を突くチャンスがありそうだ。
