ボートレース芦屋で6月10日から6日間に渡って行われた一般戦、住信ＳＢＩネット銀行賞。昨日は準優勝戦が行われ10Rではインから逃げ切った白神、11Rは3コースから捲り差した齊藤、12Rはカドから差した丸岡と、多彩な決まり手で決着となった。本日12Rの優勝戦で6日間の頂点が決定する。
芦屋競艇場は九州北部の遠賀郡芦屋町にあり、1マーク方向は遠賀川流域、2マーク方向は標高10m～30mの丘陵地帯となっている。水質は淡水で硬め、多摩川の水面に似た静水面。芦屋はピットから2マークまでは140mあり全国24場の中では18番目に遠いが、待機行動時間は1分40秒と、唐津や福岡と比べると10秒短いので、仮に前ヅケにこられてもインのお越しが深くならず楽になる。その為に1コースの勝率が61.3%と、全国平均に比べかなり高い。
本日の優勝戦もインコースの強さが目立つのか、昨日の準優勝戦を勝ち抜いたファイナリスト6名の選手は
1号艇 白神 優（岡山）
2号艇 齊藤 仁（東京）
3号艇 丸尾 義孝（徳島）
4号艇 渡邊 雄一郎（大阪）
5号艇 岡村 慶太（福岡）
6号艇 岡谷 健吾（広島）
今節から新モーターを使用しており、各選手が手探りな部分もあったが、しっかりと仕上がっているのは1号艇の白神と4号艇の渡邊。1号艇の白神は4日目までオール2連対、5日に転覆のアクシデントがあったものの、準優勝戦はしっかり逃げ切り、モーターも転覆の影響は少ないようだ。3日目以降はコンマ10切るスタートも見せており、優勝戦もスタート決めて一目散に逃げ切る。
相手は同じくモーターが出ている4号艇の渡邊、こちらはオール3連対と安定感は白神に勝るとも劣らない。カドからダッシュ良く飛び出せば、ひと捲りシーンも十分考えられる。リズムが良くなった2号艇の齊藤にも注目、準優勝戦では3コースから狭い所をこじ開けての捲り差し、ここにきて調子を上げてきており、1マークは渾身の差しハンドルで白神を追いかける。穴は5号艇の岡村、初日のドリーム戦以外はオール3連対と動きは上々、スタートも速いだけに、渡邊の動き方次第では展開を捉えるシーンが見られるかもしれない。
