6月21日より6日間開催で行われたボートレース尼崎のG3サッポロビールカップ。昨日の準優勝戦は3レース共にイン逃げ決着。イン優位の準優勝戦だったが、本日行われる優勝戦でダッシュ勢の絡みがあるのか注目したい。
数ある競艇場の中でも屈指の静水面として知られるボートレース尼崎。水質は淡水で硬めだが、ハンドルが利きやすく、1マークはスピーディーかつダイナミックなレースが展開する。1コースの勝率は58.2%と全国平均よりも高く、尼崎もイン優位の競争水面といって良いだろう。
昨日の準優勝戦を勝ち抜いたファイナリストの6選手、内側のスロー勢がデータ通りに結果を出すのか、ダッシュ勢の1発で波乱となるのか、ファイナルの優勝戦を戦うメンバーは、
1号艇 深川 真二（佐賀）
2号艇 松本 勝也（兵庫）
3号艇 石川 哲秀（大阪）
4号艇 山口 達也（岡山）
5号艇 金児 隆太（群馬）
6号艇 石橋 道友（長崎）
初日からオール連対と圧倒的な強さを見せる1号艇の深川、エースモーター42号機のパワーを存分に発揮し、5日目までに8勝、2日目から4日目まで6連勝と他を圧倒してきた。優勝戦も影を踏ませぬスピードターンで一気の逃げ切りを決める。
相手は2号艇の松本、地元開催で気合の入る優勝戦。1マークは渾身の差しハンドルでどこまで深川に迫れるか。3番手はカドから攻める4号艇の山口、1マークで3号艇の石川が捲りにいく可能性が高いので、絶好の捲り差しで上位を狙う。穴は3号艇の石川、勝負所でのスタート力が冴えており、一発逆手を狙うなら石川が面白い。
