6月27日からボートレース福岡でスタートした女の戦い、特別ヴィーナスシリーズ第1戦。昨日の準優勝戦はイン逃げあり、2コースからの差し、捲りと多彩な決り手で決着したが、優勝戦に進出した選手は1、2コースの選手だった。
那珂川の河口に位置しているボートレース福岡は、1マークが那珂川の川面に半分近く張り出しているので、風向き、風力、潮の干満によって、うねりが発生する。このうねりが選手のハンドル捌きを鈍らせており、1マーク、2マーク共に力強いハンドル捌きが要求される。1コースの勝率は53.1%と全国平均と同じくらい、本日行われる優勝戦もイン優位の決着になるのだろうか？
女たちの激しい予選を突破し、意地とプライドで準優勝戦を勝ち抜いた女流レーザー6名、ファイナルバトルに出走する6名の選手は
1号艇 遠藤 エミ（滋賀）
2号艇 田口 節子（岡山）
3号艇 竹井 奈美（福岡）
4号艇 魚谷 香織（福岡）
5号艇 長嶋 万記（静岡）
6号艇 小野 生奈（福岡）
今節は昨日の準優勝戦を含め7勝、4日目から現在4連勝中と勢いにのる1号艇の遠藤が、インコースから貫禄の逃げ切りを見せる。相棒のモーター73号機も、出足、伸び足、まわり足とエースモーター級のパフォーマンスを見せており、機力も気合も万全の遠藤が、先マイから一目散にゴールに駆け込む。
相手は2号艇の田口、モーター的は中堅クラスだが、そこは持ち前のハンドル捌きでカバー、準優勝戦は2コースから長嶋を差し切っており、優勝戦も同じイメージで遠藤を追撃する。3番手は4号艇の魚谷、準優勝戦はスタートで行き切れなかったといっており、ならば優勝戦はスタートで決めに行く、一発あるなら4号艇の魚谷だろう。穴は5号艇の長嶋、魚谷が動いてくれれば、展開を突くチャンスが見えてくる。
