7月10日から6日間、愛知県常滑市のボートレース常滑を舞台にボートレース界の頂上決戦、SG第24回オーシャンカップが行われる。ボート界のスーパースターが勢ぞろい、意地とプライドを掛けた予選競走が本日からスタートする。
今節の注目選手は常滑のナンバーワンモーター36号機を手に入れた福岡支部の篠崎仁志選手。2連対率50.7%と常滑のモーターの中で唯一、50%オーバーのエースモーター。既に優出4回、優勝2回という実績を残しており、2連対率の高さからも出足・回り足、そして伸びと全体的に高いレベルをキープしているモーターといえるだろう。
前検タイムは6.79とまずまずといったタイム、本人も班の中では大差なかった。常滑のイメージ通りで、重くてスタートがしづらいとコメントしており、モーターパワーを引き出すまで、少し時間が掛かりそうだ。
初日は1回走りで6Rの5号艇で出場、モーターのポテンシャルが高いだけに、しっかり整備して早くパワーを引き出したい。
【ドリーム戦予想】
伊勢湾の東岸に位置するボートレース常滑。海に面したレース場の水質は海水、外海とは水門で隔てられており、干満差はない。常滑は他の競艇場に比べコースが広く、インコースからでも握って回れるのが特徴で、イン優位の競争水面といえる。1マークはスピード感満点の全速戦になるため、スタートでの立ち遅れは致命傷になり、選手としてはスタート勘をいかに早くつかむかが勝負の別れ目になりそうだ。1コースの勝率は56.4%と全国平均よりも高く、風が穏やかになる春から夏に掛けて、その傾向は強くあらわれる。
初日のメインカードはドリーム戦、最高峰の技術と技を備えた選手が12Rで激突する。本日12Rのドリーム戦に出走するメンバーは
1号艇 峰 竜太（佐賀）
2号艇 瓜生 正義（福岡）
3号艇 吉川 元浩（兵庫）
4号艇 菊地 孝平（静岡）
5号艇 太田 和美（大阪）
6号艇 池田 浩二（愛知）
ドリーム戦、1号艇の峰のモーター25号機は2連対率29.6%と低勝率モーター。本人も久しぶりに悪い感触。進んでないので行き足やターンに影響しているというように、エンジンの調整でどこまでベースアップできるかがポイントになってくる。対する2号艇の瓜生のモーター57号機は2連対率44.0%の好モーター、本人も凄く乗りやすかったというように、既に高いレベルで安定しているようだ。
1号艇の峰が持ち前のスタート力で逃げ切ってしまう可能性もあるが、前検でも良い伸びを見せていた2号艇の瓜生の差しに期待する。相手は1号艇の峰、調整でどこまで持ってこられるかがカギで、スタート展示の動きが良ければ、インから逃げ切る力は持っている。3番手は4号艇の菊地、艇界でも1、2を争うスタート巧者、ダッシュを利かせてスタートを決めれば、瓜生や峰の脅威になるだろう。穴は6号艇の池田、モーター的には中堅クラスだが、地元愛知支部のエース。慣れた常滑の水面で一発あってもおかしくない。
