大阪市住之江区に位置するボートレース住之江で行われているGⅢ第30回アサヒビールカップ。7月12日から6日間開催で行われてきた今シリーズも本日が最終日、12Rの優勝戦でシリーズのチャンピオンが決定する。
昨日の準優勝戦は得点率上位の3選手が、イン逃げ3連発で優出を決めている。優勝戦もイン逃げで決まるか。
細長いコース水面は南北方向に延び、夏は向かい風、秋・冬は追い風が多いが、四季を通じて無風の時が3割以上を占める。また、スタンドと大型映像装置が東西の風を遮るので横風はなく、ほとんどが追い風か向かい風になる。1コースの勝利は56.5%と全国平均よりも少し高く、インが強い競走水面といっていいだろう。
昨日の準優勝戦を勝ち抜き、ファイナルバトルに名を連ねた精鋭6名、優勝戦を戦うメンバーは
1号艇 西村 拓也（大阪）
2号艇 秦 英悟（大阪）
3号艇 水摩 敦（福岡）
4号艇 加藤 高史（埼玉）
5号艇 谷津 幸宏（埼玉）
6号艇 渡辺 浩司（福岡）
準優勝戦でインが深くなるもしっかりスタート決めて逃げ切った1号手の西村、地元の優勝戦だけに気合も十分といったところだろう。今節は初日から5連勝のオール3連対と捌きも安定、モーターも仕上がっており1マーク先マイできれば、しっかり逃げ切れる足に仕上がっている。
相手は2号艇の秦、モーター的には西村の上をいく78号機。日を追う毎に良くなっており、1マークは渾身の差しハンドルで2マークでの逆転を狙う。3番手は4号艇の加藤、エースモーター88号機を操り今節はオール3連対。勝ち切れない面を見せているが、最後の最後にエースモーターが力を発揮する可能性あり。穴は5号艇の谷津、モーター的には4号艇の加藤にも負けない準エースモーターの17号機。4号艇の加藤が攻めれば、展開を突くチャンスがありそうだ。
