7月16日から7日間のロング開催で行われているボートレース大村のBTS松浦開設3周年記念競走。長い開催も本日は最終日、ファイナルの12Rで優勝者が決定する。予選トップ通過の深谷知博が5日目7Ｒでコンマ04のＦに散る波乱があったものの、準優勝戦は3レース共に逃げ切り勝ちと大村らしい結果となった。優勝戦の1号艇を手にしたのは、昨日10Rの準優勝戦を逃げ切った三嶌誠司。優勝戦も他の追随を許さず逃げ切るか。
大村ボートの水面特性といえば2つ、インコースの強さ。1コースの勝率が69.3%と全国屈指といっていいほどインコースが強い。そしてもう1つが2マークのうねり、2マーク側の防波堤の下部が開いており大村湾と繋がっているため目に見えにくい独特のうねりが発生する。このうねりに艇を取られる選手もいて、2マークでの逆転劇が見られる。
長い5日間の予選を乗り越え、昨日の準優勝戦を突破しファイナリストとなった6選手。本日12Rの優勝戦を戦うメンバーは
1号艇 三嶌 誠司（香川）
2号艇 尾嶋 一広（兵庫）
3号艇 岡部 大輔（佐賀）
4号艇 桐本 康臣（三重）
5号艇 森安 弘雅（香川）
6号艇 古賀 繁輝（佐賀）
1コースの勝率69.3%を生かし、1号艇をゲットした三嶌がインから速攻で逃げ切りを狙う。今節は4勝、舟券を外したのは1回だけという安定感。モーター28号機は中堅クラスのモーターだが、本人が出足、伸び、乗り心地と全部が水準以上というように、今節は非常に良い状態に仕上がっている。スタートで後手を踏まなければ、データ通りに逃げ切ってくれるだろう。
相手は3号艇の岡部、とにかく15号機の伸びは素晴らしい。本人も出足型のモーター、この成績を取れているし足は良いというように満足しており、外からどこまで捲れるか注目したい。3番手は2号艇の尾嶋、モーターも出足中心に良く、伸び勝つことは無くても伸び負けることはないという。1マークは最内を狙い2マークでの逆転に望みをかける。穴は6号艇の古賀、本人も明日は伸びるセッティングで勝負するというように、1マークまでに1艇身抜け出せれば、上位進出も十分可能。
