7月17日から世界遺産の厳島神社が見えるボートレース宮島で行われているヴィーナスシリーズ第6戦、第7回サッポロビール杯。5日目が荒天で中止順延となり本日が最終日、12Rの優勝戦を制しサッポロビールで祝杯を挙げるのはどの選手か。10Rの準優勝戦で逃げ切った平山が優勝戦の1号艇。11R、12Rは3コースからの捲り差しが決まり、中川、落合が優勝戦の好枠をゲットした。
瀬戸内海に面したボートレース宮島の競走水面、潮位の差が大きく干潮時は静かな水面だが、満潮時はうねりが出やすく難しい水面になる。満潮時は１マークに向かって追潮となるためインが有利、干潮時は１マークに向かって向潮となるのでアウトが有利となる。
5日目が順延というアクシデントを乗り越え、優勝戦にコマを進めてきた6名の女流レーサー、12Rの優勝戦に出走するメンバー
1号艇 平山 智加（香川）
2号艇 中川 りな（福岡）
3号艇 落合 直子（大阪）
4号艇 深川 麻奈美（福岡）
5号艇 津田 裕絵（山口）
6号艇 川野 芽唯（福岡）
今節はオール3連対と抜群の安定感で優勝へひた走る1号艇の平山。モーター60号機は中堅クラスのモーターだが、伸びも回り足もしっかり出ており、調整の成果が随所に出ている。スタートは特筆するほど速くはないが、スリットからの伸びが抜群で、1マークでは難なく先手を取れている。優勝戦もスタートさえ決めれば、後は60号機が優勝へ導いてくれるだろう。
相手は2号艇の中川、モーター51号機は2連対率46.3%の好モーター、前検でも6秒62と別格のタイムを叩き出しており、平山にとっても怖い存在。中川が逆転を狙うなら、1マークで平山よりも1艇身前にいたい。3番手は3号艇の落合、準優勝戦も3コースから捲り差したように、優勝戦も同じイメージで逆転を狙う。穴は4号艇の深川、ダッシュ勢の出番があるか難しい所だが、1マークでスロー勢がもたつくようなら、深川や津田にも出番がありそうだ。
