7月19日より岡山県倉敷市児島元浜町に位置するボートレース児島にて、6日間のミドル開催で行われているマクール杯。本日は最終日、今節の集大成となる優勝戦が12Rに行われる。昨日の準優勝戦はイン逃げあり、2コースからの差し、5コースからの捲り差しと多彩な決着。10Rでインから逃げ切った福来剛が、優勝戦の1号艇を手に入れた。
瀬戸内海に面している児島ボートは、潮位の干満によって大きく水面状況が変わる難しい競走水面。満潮時は水面のうねりが発生し、センターからのまくりが大きく流れるために、満潮時は特に1、2コースが強くなる。1コースの勝率は57.3%と全国平均より高く、イン優位の競争水面といって良いだろう。
波乱もあった準優勝戦を勝ち抜き、ファイナリストとなった6選手。12Rの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 福来 剛（東京）
2号艇 杉山 貴博（東京）
3号艇 長尾 章平（山口）
4号艇 森高 一真（香川）
5号艇 山田 竜一（東京）
6号艇 長谷川 雅和（岡山）
3日目からリズムにも乗り抜群の動きを見せる1号艇の福来、優勝戦もこの勢いは止まりそうもない。昨日も連勝、節間6勝と他に付け入る隙は与えない福来、インからは3戦3勝と完璧な走りを見せている。優勝戦もスタートを決めて先マイから優勝を掴み取る。
相手は2号艇の杉山、準優勝戦も2コースから見事な差し切り勝ち。モーター自体は中堅クラスだが、乗り味は良さそうだ。優勝戦も同じイメージで福来を内から差し切りに行く。3番手は4号艇の森高、節間オール3連単と機力も捌きも充実している。ダッシュを生かしたスタートが切れれば、福来を捕まえるチャンスもあるだろう。穴は5号艇の山田、初日の連勝以降、勝ち切れないレースが続いているが、展開を突く足は備えており、一発あるなら山田だろう。
