7月20日より東京都大田区平和島に位置するボートレース平和島で行われている第33回東京スポーツ賞、平和島マスターズ。テクニックの成熟したマスター達が、平和島を舞台に躍動する6日間。
昨日の準優勝戦は10Rと12Rでイン逃げが決まったものの、11Rは6号艇の正木が前ヅケ、1号艇の飯島が抵抗したことでインが深くなり、5コースの久田が展開を突いて万舟券決着となった。12Rを逃げ切った広島支部の上平真二が優勝戦の1号艇をゲット。優勝戦はイン速攻が決まるのか、それとも波乱の決着となるか!
平和島競艇場の競走水面はセンターからの捲りが決まりやすく、2マークでの逆転が多く見られる。インの弱さが目立つ全国でも珍しい競艇場、6コースの勝率が全国でトップと穴党ファンにはたまらない競艇場といえる。1コースの勝率は、冬場で47.3%と全国平均よりお8%ほど低いが、これが夏場になると40.9%とさらに低くなる。
データ的に波乱の要素がたっぷりの優勝戦、昨日の準優勝戦を勝ち抜きファイナリストとなったメンバーは
1号艇 上平 真二(広島)
2号艇 佐竹 太一(兵庫)
3号艇 久田 敏之(群馬)
4号艇 和田 兼輔(兵庫)
5号艇 笠原 亮(静岡)
6号艇 杉山 正樹(愛知)
当地の勝率8.20と得意としている1号艇の上平のイン逃げに期待する。インの勝率が平均40%前後にも関わらず、今節は3戦2勝と60%以上をキープ。スタートもコンマ10前後と安定しており、1マークで先マイできる可能性が高い。センターからの捲りには気を付けたいが、軸はインの上平で大丈夫。
相手は3号艇の久田、63号機は中堅モーターだが前検から良い伸びを見せており、準優勝戦は展開を突いての1着と流れも良く、インの上平にどこまでプレッシャーを掛けるか。3番手はカドから攻める4号艇の和田、上手くダッシュを利かしたスタートが切れれば、1マークで捲るチャンスも生まれてくる。穴は全速戦を得意とする5号艇の笠原、センター勢の動きが活発になるだけに、展開を突くチャンスが回ってきそうだ。