7月21日より大阪市住之江区に位置するボートレース住之江で行われている日刊スポーツ創刊70周年記念、第53回しぶき杯競走ニッカン・コム杯。最終日の本日は、12Rの優勝戦で今節の頂点が決定する。昨日の準優勝戦9Rでは5コースから6号艇の若林が捲り差して万舟券、10R、11Rは順当に坪井、丸岡が逃げ切った。10Rを逃げ切った坪井が得点率トップで優勝戦の1号艇を手にした。
住之江競艇場の水質は硬い淡水、スタンドと大型映像装置が東西の風を遮るので、横風発表の日は年間を通じてほとんどない。返し波が発生する2マークのターンは難しく、1マークだけでなく、2マークでの逆転劇もあるので選手は気が抜けない。1コースの勝率は56.5%と全国平均と同じぐらい、住之江も基本的にはイン優位の競走水面といっていいだろう。
激しい予選を突破し、準優勝戦を勝ち抜いたファイナリスト、本日の優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 坪井 康晴（静岡）
2号艇 丸岡 正典（大阪）
3号艇 若林 将（東京）
4号艇 西野 翔太（広島）
5号艇 松竹 大輔（愛知）
6号艇 山川 美由紀（香川）
今節は好モーター78号機を生かし、前評判通りの力を見せつけている1号艇の坪井。節間は昨日の準優勝戦を含め6勝、1コースも3戦3勝と安定感抜群。優勝戦もスタート決め手、イン速攻で優勝を決める。
相手は3号艇の若林、日を追う毎に動きも良くなり3連勝中。準優勝戦は展開を鋭く突いての捲り差し、優勝戦もスピードターンで坪井を追いかける。3番手は2号艇の丸岡、モーター68号機は坪井に負けない好モーター、2マークでの逆転を虎視眈々と狙っている。穴は4号艇の西野、ダッシュを生かしたスタートで上位に食い込みたい。スロー勢がもたつくようなら、展開を突く捲り差しが飛び出すかもしれない。
