若武者たちの登竜門ルーキーシリーズ。8月3日からボートレース徳山で行われている、スカパー！・ＪＬＣ杯徳山ルーキーシリーズ第12戦も本日が最終日。昨日行われた準優勝戦、10Rでは2コースから川原が差し切ったものの、11R、12Rは1コースからの逃げ切り。12Rを逃げ切った椎名が、得点率トップとなり優勝戦の1号艇をゲットした。
ボートレース徳山の水質は海水、競走水面は瀬戸内海に面しており、1マーク側に太華山が西側の向かい風を遮断するのでこの方向の風はほとんど無く、ほぼ年間を通して南東の風（左斜め後方からの追い風）が吹く。
1コースの勝率は67.0%と全国平均を大きく上回る。追い風の影響を含め、インコースが非常に強い競走水面といえる。
ルーキーらしい活気のある走りで予選を通過し、準優勝戦を勝ち進んできた6名の若武者たち。12Rの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 椎名 豊（群馬）
2号艇 島村 隆幸（徳島）
3号艇 川原 祐明（香川）
4号艇 新開 航（福岡）
5号艇 石丸 海渡（香川）
6号艇 佐藤 隆太郎（東京）
中堅クラスのモーター50号機を見事に操り、優勝戦の1号艇を手にした椎名。「全体にいいですね」と本人がいうように、バランスが取れたモーターに仕上がっている。何よりも「スタートも決めやすい」というのは、フライング1本持ちの椎名にとっては心強く、優勝戦もスタート決めて、イン速攻でレースを決めに行く。
相手は3号艇の川原、一瞬の回り足が良くセンターからの全速戦に適しており、1マークは捲り差しで逃げる椎名を追いかける。3番手は2号艇の島村、モーター57号機は行き足が良いので攻めたくなるが、1号艇の椎名を捲るほどは伸びきれないだろう。1マークは最内を差して、2マークで椎名にどこまで迫れるか。穴は6号艇の佐藤、徳山で三本の指に入る好モーター71号機。捲っても差しても伸びるだけに、上位進出の可能性は十分。
