8月4日から行われているボートレース多摩川の第55回デイリースポーツ賞。昨日の準優勝戦は3レース共にイン逃げ決着、さらにスロー勢が上位を独占する結果となり、12Rを逃げ切った山地が、優勝戦の1号艇を手にした。本日の優勝戦もスロー勢が優位にレースの主導権を握るのか。
日本一の静水面といわれるボートレース多摩川の競走水面、ここ数十年間で大波が出たのはたった2回しかない。水質は淡水、硬いとよくいわれるが、多摩川の淡水は握ったときに走りやすいと選手は言っている。1コースの勝率は55.6%と全国平均よりも高く、インコース優位の競走水面といっていいだろう。
激しい予選を勝ち抜き、昨日の優勝戦を突破した6名の精鋭、12Rの優勝戦でファイナルバトルに出走するメンバーは
1号艇 山地 正樹（岡山）
2号艇 池添 貴裕（大阪）
3号艇 藤山 雅弘（大阪）
4号艇 海野 康志郎（山口）
5号艇 渡邉 和将（岡山）
6号艇 今井 貴士（福岡）
山地のモーター13号機は下から数えた方が早い低勝率モーター。しかし2日目の大整備が功を奏し、日を追う毎にパワフルな動きを見せている。行き足が非常に良く、伸び足・回り足も悪くない。優勝戦もスタート決め手、イン速攻で決着をつける。
相手は3号艇の藤山、今節はオール3連対と捌きがしっかりしており、静水面の競走水面を生かし、全速戦で山地を追いかける。3番手は4号艇の海野、モーター58号機は優勝戦のメンバーの中では抜けたモーター。ダッシュを利かしたスタートで一撃を狙う。穴は5号艇の渡邉、展開を突ける足は持っており要注意。
