8月20日から6日間の日程で行われているボートレース福岡の創刊70周年記念、日刊スポーツ杯争奪戦。昨日の準優勝戦、10Rは5コースから捲くり差した是澤、12Rは4コースから差した白神、逃げ切ったのは11Rの深谷だけと、得点率上位の選手が優出したものの波乱の準優勝戦となった。
福岡競艇場は1マークが那珂川の川面に半分近く張り出していて、風向き、風力、潮の干満の影響を受けて、うねりが発生する。また1マーク付近で海水と淡水がぶつかり合い、複雑なうねりを発生する競走水面で、1マークの攻略がカギをにぎるといって良い。1コースの勝率は52.9%と全国平均と同じぐらいで、インコース優位ではあるが、センターからの捲り、捲り差しがきまる競走水面だといえる。
波乱となった準優勝戦を勝ち抜いた6名、スロー勢が優位にレースを運ぶのか、準優勝戦のリベンジを狙いに一発勝負を掛けるのか、12Rの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 深谷 知博（静岡）
2号艇 是澤 孝宏（滋賀）
3号艇 白神 優（岡山）
4号艇 大野 芳顕（福岡）
5号艇 岡田 憲行（大阪）
6号艇 國崎 良春（福岡）
中堅クラスのモーター27号機を操る1号艇の深谷、決勝戦に入るとモーター面ではやや劣勢は否めないが、それでも2日目以降はオール3連対と安定感は抜群。モーターに関しても、準優が一番良かった。回り足が良くなる兆しが出てきたと本人が言うように、良化の兆しが見えている。ココは持ち前のハンドル捌きで好枠から逃げ切る。
相手は2号艇の是澤、日を追う毎にリズムもモーターも良くなっている。是澤のモーターパワーなら、最内差して2マークでの逆転も十分考えられる。3番手は4号艇の大野、節一の機動力を誇り初日から5連勝の快進撃。伸びのあるモーターだけに、カドからダッシュを生かしたスタートが切れれば、ひと捲りも期待できる。穴は5号艇の岡田、カドの大野が攻めるだけに、展開を突くチャンスがありそうだ。
