ボートレース発祥の地、大村競艇場で8月27日によりスタートしたSG第65回ボートレースメモリアル。競艇界のトップレーサーが、6日間に渡って熱いバトルを繰り広げる。初日の本日は、12Rにドリーム戦が行われる。
今節の注目選手は勝率7.02、2連対率58.6%というエースモーター34号機を引き当てた長崎支部の中村亮太選手。地元のSG開催ということもあり、是が非でも気合の入る中村選手に最高のパートナー34号機。大村のモーターの中で、勝率7割以上、2連対率50%以上のモーターは34号機だけ。今まで13節走って優勝こそないものの、8回の優出は飛び抜けた数値、乗り手を選ばない大村の超抜モーターといっていいだろう。中村選手の初日は、6Rの1号艇で一回走り、1コースからモーターパワーを生かしたイン逃げを披露してくれるだろう。
大村競艇場の競走水面の特徴の1つはインコースの強さ。1コースの勝率が67.9%と、全国平均と比べても10%以上も高い。そしてもう1つの特徴が2コーナーのうねり、2マーク側の防波堤の下部が開いており大村湾と繋がっているので、目に見えにくい独特のうねりが発生する。2マークではツケマイが効きにくくなり、エンジンもキャビリやすく逆転劇が起こりやすくなるので、1マークだけでなく2マークの攻防も注目だ。
初日のメインカードは12Rのドリーム戦。A1レーサーの中でも、トップクラスの6名によるファーストバトル。初日、最高のスタートを切るのはどの選手か、ドリーム戦の対戦メンバーは
1号艇 吉川 元浩（兵庫）
2号艇 峰 竜太（佐賀）
3号艇 柳沢 一（愛知）
4号艇 桐生 順平（埼玉）
5号艇 茅原 悠紀（岡山）
6号艇 重成 一人（香川）
低勝率モーター21号機を引いた1号艇の吉川だが、前検の動きもマズマスで本人も数値ほど悪いモーターではないと思っている。回りと比べても同じような動きができているなら、好枠を生かして逃げ切れる。
相手は2号艇の峰、中堅上位のモーターで前検の動きも悪くなかった。スタートで吉川よりも前に出られれば、最内を差して2マークでの逆転も十分考えられる。3番手は4号艇の桐生、ドリーム戦はモーターでの優劣が少ないだけに、カドからダッシュを利かせたスタートで上位進出を狙う。穴は6号艇の重成、捌きに定評があるだけに、展開を突いて伸びてくるならココだろう。
