8月29日より開幕した熱い女の戦い、ボートレース多摩川のG3オールレディースリップルカップも本日が最終日。昨日の準優勝戦は3レース共に1号艇のイン逃げ決着となったが、優勝戦も1号艇が力をみせる一戦となるのだろうか。予選トップで通過し、12Rの準優勝戦を勝った中谷朋子が優勝戦の1号艇を手にしている。
多摩川の競走水面は日本一の静水面といわれるほど波が立たない。淡水の水質は硬いとよくいわれるが、多摩川の淡水は握ったときも走りやすいと選手からも好評。1コースからでも握って回れ、1マークのスピード戦が多摩川の特徴ともいえる。1コースの勝率は55.6%と全国平均よりも少し高いぐらい。どのコースからでも握って回れる為、スタートの出遅れは致命傷となってしまう。
激しい予選バトルを勝ち抜き、昨日の準優勝戦を突破してきた女流レーサー6名。優勝戦の対戦メンバーは
1号艇 中谷 朋子（兵庫）
2号艇 平山 智加（香川）
3号艇 大瀧 明日香（愛知）
4号艇 平田 さやか（東京）
5号艇 新田 芳美（徳島）
6号艇 日高 逸子（福岡）
予選トップ通過の中谷が絶好枠を生かして逃げ切る一戦。5日目の前半戦でリズムを崩しかけたが、準優勝戦ではしっかりと修正。コンマ10台のスタートが切れていれば、先マイから押し切れる可能性は高い。
相手は2号艇の平山、前半苦しんだが3日目から怒涛の6連勝。勢いでは中谷以上のものがあるだけに、1マークの差しハンドルから2マークでの逆転を狙いにいく。3番手は4号艇の平田、地元での優勝戦だけに気合の入る平田。モーター55号機は2連対率44.3%の好モーター。カドからダッシュを利かせたスタートで、スロー勢を一気に飲み込む可能性もあり、一発逆転があるとするなら平田の捲り。穴は5号艇の新田、平田の動き次第で浮上のチャンスあり。6号艇の日高は大外枠では厳しい。前ヅケにくれば上位進出の可能性が出てくる。
