9月12日から行われているボートレース尼崎での一般戦、日刊スポーツ創刊70周年記念、第26回伊丹選手権。6日間開催の本日が最終日、12Rで優勝戦が行われる。昨日行われた準優勝戦、10Rは2コースの松田が差しての1着、11Rは鳥居塚、12Rは吉田がインから逃げ切り、スロー勢が力を見せた準優勝戦だった。得点率トップは12Rを逃げ切った吉田、優勝戦の1号艇を手にした。
夏は甲子園の浜風、冬は六甲おろしと風を読むのが難しい尼崎の競走水面。水質は淡水で、水面がクセのない静水面、1マークのスピード戦がレースのポイントとなる。1コースの勝利が56.2%と全国平均よりも高く、1マーク、2マークが一直線なのも要因のひとつだが、出力低減モーターへの変更や、プロペラ制度の変化により、機力差が縮まったことも拍車を掛けており、イン優位の競走水面といって良いだろう。
厳しい予選を勝ち抜き、準優勝戦と突破した精鋭6名。12Rの優勝戦に出走するメンバーは、
1号艇 吉田 俊彦（兵庫）
2号艇 鳥居塚 孝博（群馬）
3号艇 松田 大志郎（福岡）
4号艇 石田 政吾（福井）
5号艇 秋山 広一（香川）
6号艇 天野 晶夫（愛知）
初日の5着以降はオール3連対と安定した成績を残している1号艇の吉田。1コースの成績も3戦3勝、フライング一本持ちなので油断はできないが、優勝戦もしっかり逃げ切ってくれるだろう。
相手は4号艇の石田、モーター29号機は尼崎で2連対率が50%超えをするエースモーター。モーターパワーを存分に生かせるカドは絶好のチャンス。スタート次第ではカドからひと捲りのシーンも十分考えられる。3番手は3号艇の松田、好モーター53号機は伸び型のモーター、3コースからの全速戦で吉田を猛追する。穴は5号艇の秋山、スタートも安定しており、石田の動き次第でチャンスが生まれる。
