9月14日から6日間の開催で行われているG3競走、ボートレース児島の第18回シモデンカップも本日が最終日。準優勝戦を勝ち抜いた精鋭6名が、本日12Rの優勝戦で激突する。
昨日の準優勝戦は3レース共にイン逃げ決着、10Rは6コースの岡が好スタートから逃げた片岡の外を全速で捲っての2着で万舟券決着となったものの、11Rは都築、12Rは田中と2コースの選手が2着を確保した。予選トップ通過で12Rの1号艇だった茅原が、2マークで逆転しての1着。得点率トップとなり、優勝戦の1号艇を手にした。
児島競艇場は瀬戸内海に面しており、干満差によって大きく水面状況が変わる難しい競走水面。満潮時は水面にうねりが発生し、センターからの捲りが流れるケースがあり、インコースが強くなる。逆に干潮時には一転して、穏やかな水面状況になり、捲りなどのスピードターンが決まりやすくなる。
1コースの勝率は55.5%と全国平均と変わらない数値、水面特性で話したように3コースの勝率が低く、その代わりに4コースの勝率が上がってきる。児島の競走水面は基本、インコースと差しが優位な競走水面といえる。
6日間の総決算となる優勝戦、激しい予選と準優勝戦を突破した精鋭6名。ファイナルバトル優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 茅原 悠紀（岡山）
2号艇 坪井 康晴（静岡）
3号艇 片岡 雅裕（香川）
4号艇 都築 正治（愛知）
5号艇 田中 信一郎（大阪）
6号艇 岡 祐臣（三重）
中堅モーター64号機のパワーを、上手く引き出している1号艇の茅原。準優勝戦で見せた2マークの差しは、しっかりとハンドルが入っており乗り心地も悪くなさそうだ。地元の競走水面、スタートもバッチリ決まっている。好モーターの選手が2、3コースに陣取るが、得意のスタートから先マイ決めて優勝を掴み取る。
相手は3号艇の片岡、児島のエースモーター42号機を味方に今節4勝の活躍。ラストの優勝戦もモーターパワーを生かした捲りで茅原を追い詰める。3番手は2号艇の坪井、好モーターの28号機を操りドリーム戦の5着以外は、オール3連対をキープしている。1マークは内を差して、2マークでの逆転を虎視眈々と狙う。穴は4号艇の都築、モーター的にもスロー勢に見劣ってしまうダッシュ勢の3名。カドの都築ならダッシュを利かしたスタートで、上位進出のチャンスあり。
