9月15日から開催されたG3マスターズリーグ第5戦、第5回マクール杯競走。世界遺産の厳島神社が見える宮島競艇場で、6日間の熱戦が行われている。本日は最終日、ファイナリスト6名による優勝戦が行われ、マスターリーグ第5戦のチャンピオンが決定する。
昨日の準優勝戦、10Rは長岡がイン逃げ、11Rは2コースから野長瀬が差し、2着に6号艇の今垣で高配当、12Rは吉川がトップスタートからイン逃げを決め、全体的に内側の選手が主導権を握っていた。
瀬戸内海に面するボートレース宮島の競走水面、潮位の差が大きく、干潮時は静かな水面だが、満潮時はうねりが出やすくなり、難しい水面に変わる。1コースの勝率は56.5%と全国平均よりも高く、基本的にはイン優位な競走水面といっていいだろう。
熟年の技を駆使して予選、準優勝戦を勝ち上がってきたファイナリスト6名、本日の優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 吉川 昭男（滋賀）
2号艇 長岡 茂一（東京）
3号艇 野長瀬 正孝（静岡）
4号艇 市川 哲也（広島）
5号艇 太田 和美（大阪）
6号艇 今垣 光太郎（福井）
好モーター47号機を味方に付け、今節はオール3連対の活躍を見せる1号艇の吉川。準優勝戦は、差されたかと思わせる展開もバックでしっかり伸び切り逃げ切って見せた。優勝戦もスタート決めて、1マーク先マイすれば他艇の追撃を凌げるだろう。
相手は2号艇の長岡、初日から4連勝と好モーター40号機のパワーを引き出している長岡、伸びるモーターだけに1マークは差して、2マークでの逆転を狙う。3番手は4号艇の市川、初日の5着が響いたが、それ以降はオール3連対。知り尽くした地元の水面、カドからダッシュを決めて一発を狙う。穴は5号艇の太田、4号艇の市川が動けば、展開を突くチャンスが生まれる。
