9月25日から6日間に渡って開催してきたボートレース丸亀の第9回琴参バスカップも本日が最終日。12Rの優勝戦で今節の頂点が決定する。昨日の準優勝戦、9Rは1コースの下出がトップスタートからの逃げ切り、続く10Rは6コースから前ヅケがあったものの、2コースから1号艇の中尾が捲り1着。最後の11Rは2号艇の桑原が2コースから差して1着となった。10Rの準優勝戦を勝った中尾が得点率トップで優勝戦の1号艇を手に入れた。
丸亀競艇場は海水で潮の満ち引きがレースに大きな影響を与える競走水面、風向きは１年を通して北からの向かい風、特に冬場は季節風の影響でひときわ風が強く吹くので注意が必要。1マークはまくり、差し、逃げと 多彩なレースが展開する。1コースの勝率は54%とほぼ全国平均と同じぐらい、潮の満ち引き、風の影響を気にしながらも、基本的にはインコース優位の競走水面といえるだろう。
激しい予選を突破し、準優勝戦を勝ち抜いたファイナリスト6名、12Rの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 中尾 誠（佐賀）
2号艇 下出 卓也（福井）
3号艇 桑原 悠（長崎）
4号艇 野澤 大二（東京）
5号艇 山口 裕二（長崎）
6号艇 大須賀 友（愛知）
4日目の後半から4着、4着とリズムを崩しかけた中尾、準優勝戦では6コースの前ヅケを相手にせずに、2コースから気合のトップスタートからの捲りで勝ち切った。リズムを崩しかけた4着も、6コースと5コースの外枠だったことかも、インコースの優勝戦は信頼していいだろう。スタートで後手さえ踏まなければ、優勝できるパワーは備わっている。
相手は2号艇の下出、今節は5勝の活躍、ラストもインを突いて、2マークで中尾を捉えに行く。3番手は4号艇の野澤、準優勝戦は差されてしまったものの、モーターの伸びは申し分ない。ダッシュを生かしたスタートが切れれば上位進出が可能。穴は5号艇の山口、勝ち星は1勝だが2着5回と捌きは充実、4号艇の野澤が攻めれば、展開を突くチャンスがやってくる。
