9月28日よりボートレース蒲郡でスタートした、若手の登竜門といえるルーキーシリーズ第15戦、スカパー！・JLC杯も本日が最終日、12Rの優勝戦で今節の覇者が決定する。昨日の準優勝戦は3レース共にイン逃げ決着、2着にもスロー勢が入り得点率上位の先週が順当に優勝戦へコマを進めてきた。
蒲郡の水質は汽水、年間を通じてナイターで開催が行われる。1マークのバック側は全国一の広さで、どこからでも握って回れる全国有数の高速水面。風の影響も少なく穏やかな水面であるため、1マークではダイナミックなスピード戦が繰り広げられる。1コースの勝率は57.5%と全国平均よりも高く、イン優位の競走水面ではあるが、センターからの捲りも決まるので注意が必要だ。
激しい予選、準優勝戦を勝ち抜いた精鋭6名。ファイナルバトルとなる優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 豊田 健士郎（三重）
2号艇 宮之原 輝紀（東京）
3号艇 佐藤 博亮（愛知）
4号艇 藤原 啓史朗（岡山）
5号艇 川原 祐明（香川）
6号艇 中村 泰平（愛知）
2連対率45.3%の好モーター63号機を味方に初日から3連勝の活躍を見せた1号艇の豊田。スタートもコンマ10前後のスタートが切れて安定感も抜群、準優勝戦では3コースに速いスタートを決められたが、1マークでは63号機のパワーで伸び返しての先マイ。優勝戦もスタート決めて、インからの逃走劇で優勝を掴み取る。
相手は2号艇の宮之原、今節はオール3連対と捌きも充実しており、1マークは渾身の差しハンドルを入れて、2マークでの逆転を狙う。3番手は3号艇の佐藤、地元の優勝戦だけに気合は十分。3コースからの全速戦で逃げる豊田を追い掛ける。穴は4号艇の藤原、佐藤の攻め方次第では展開を突くチャンスもあり、ダッシュを利かせたスタートが切れれば、ひと捲りの可能性も十分考えられる。
