9月29日からボートレース児島でスタートしたBTS松江開設19周年記念競走も本日が最終日、6日間に渡って行われた熱き戦いの頂上決戦が行われる。昨日の準優勝戦は3レース共にイン逃げ決着、2着も2号艇や3号艇とスロー勢が絡み、得点率上位の選手が順調に勝ち進んだ。予選トップ通過の尾嶋が、準優勝戦も逃げ切り優勝戦の1号艇の手にしている。
児島ボートの競走水面は瀬戸内海に面しており、潮位の干満によって大きく水面状況が変わる難しい競走水面。満潮時は水面のうねりの影響により、ターン時に舟がバタつきやすく、センターからのまくりが大きく流れるケースもある。また潮の干満は2～3メートル、海水の濃度が濃いためか、他の競走場に比べて体重の差が出にくいという特徴もある。1コースの勝率は55.2%と全国平均を同じぐらい、インコース優位の競走水面だが、干満によってこの数値も変化するので、潮に動きには注意が必要だ。
激しい予選、準優勝戦を勝ち抜いた精鋭6名。ファイナルバトルの優勝戦に出走するメンバーは
1号艇 尾嶋 一広（兵庫）
2号艇 斉藤 仁（東京）
3号艇 古川 誠之（愛知）
4号艇 野長瀬 正孝（静岡）
5号艇 平野 和明（愛知）
6号艇 浜野 孝志（三重）
準優勝戦ではターンマークを外してしまい、平野に懐を差された1号艇の尾嶋。それでも直線の伸びは良く、2マークで差し返して優勝戦の1号艇を手に入れた。本人も足には納得しており、Ｓと行き足でカバーするとコメントしているだけに、優勝戦はしっかり修正してくれるだろう。
相手は3号艇の古川、いい状態に戻ったというように、行き足から伸び、回り足も申し分ない。コースも3コースと、全速戦で勝負できるだけに、尾嶋にとっても怖い存在。3番手は2号艇の斉藤、モーターも日を追う毎によくなっており、1マークは渾身の差しで尾嶋を追い掛ける。穴は5号艇の平野、ダッシュ勢の中ではスタートが見えており、ダッシュ良くスタート決めればチャンスは十分。
